【相互作用】考察

ドミニオン・基本セットより【相互作用】考察
自分ならこう考えてこうプレイする、というメモ書きです


・サプライ
【役人、宰相、議事堂、祝祭、書庫、民兵、堀、密偵、泥棒、村】


2 堀
3 村、宰相
4 密偵民兵、泥棒、役人
5 祝祭、書庫、議事堂


・ぱっと見の印象:アタックが多く展開が伸びる「かもしれない」


4種類あるアタックの中で、本来なら使いやすいのは民兵です。
しかし、民兵のカウンターカードとなる書庫があり(民兵を食らっても不要カードを捨て、その分引きなおせて有利)、
さらに書庫と相性が良い祝祭もあるため、民兵の攻撃力はだいぶ軽減されます。


役人はあまり強くないカードですが、遅い展開になる上に屋敷廃棄もできないため考えの中に入れておく必要はあります。
初手で買うのが一番いいはずですが、他人の動向に左右されるので難しいです。
一応、アタックできる上に泥棒の被害を多少緩和できるので考えておくと良いでしょう。


密偵はすごく大きな得はしないカードですが、地味ながらアタック効果が無視できません。
自分が買う場合、銀貨を買うべきか密偵を買うべきか、迫られることになります。
密偵は手札の中にあっても困りませんが、その分銀貨が入っていれば買い物に有利ですから。
密偵を買うのにも一度購入権(ターン)を消費している点を見逃してはいけません。
買うとしたら、ゲーム中盤にある程度生産力がついてきて、たまたま手札が4円になった場合などがお勧めです。
密偵にはデッキを回すという意味での価値もあります。
このサプライでそれを活かせるのか?(もっといいカードがある)ということと、
役人の攻撃はかわせない(山札に戻した屋敷は引いてしまう)ことがマイナスポイントでしょうか。


泥棒は外れたときのリスクが高く、また自分が利益を得る(奪ったカードを使う)のに時間がかかるため難しいカードなのですが
長期戦になってしまった場合、利益を得る時間はあるし、1枚目金貨ロストの可能性もあるので無視できる存在ではありません。


ほかのサプライに目を向けると、カード廃棄はできないもののドローが強いため
デッキの回転には困りません。宰相もありますし。
また、村と祝祭もあるのでアクションコンボがそれなりには可能なサプライです。
ただしアクションカードを追加獲得するためには+1購入権が必要なので、村を使ったコンボには時間がかかることを忘れてはいけません。
密偵や役人で場が遅延してくれればチャンスが増えるでしょう。


堀は面倒くさいアタックを全てシャットアウトできます。
アクションとして使ったときの効果はかなり弱いですが、それでも堀+財宝プレイが不可能ではないですし
村と組み合わせれば一応コンボがつながるかもしれません。


宰相はアクション消費で銀貨と購入機会がかぶるため、それなりの覚悟が必要でしょう。
スタートダッシュに成功した場合でも、金貨を奪われるリスクは付きまといます。
しかし役人のアタックはスルーできるようになるし、泥棒に取られないし、あとからアクション数の追加もできるので
3−4コストのラインナップを考えると初手で1枚購入はかなり現実的なラインと思われます。


議事堂は+4ドロー効果が大きく、財宝+議事堂や村(祝祭)+議事堂の組み合わせが考えられます。
このサプライでは役人、祝祭と1ターンに2枚カードを獲得し得るカードがあるので
+1購入権はそこまではありがたくないかもしれません。


一応、村(祝祭)→議事堂→民兵コンボなどというものもありますね。
このサプライでは書庫があるため、自力コンボにかかる労力と見た目ほどには強力とは言えないでしょう。


書庫は2〜3枚買ってもアクションかぶりロスが軽減される点が強みなのですが、
手札5枚からの単純なドローだと3枚しか引けず、コスト5には見合っていないところが玉に瑕です。
手札が減るカードとのシナジー(相性)で格別に輝くカードでしょう。


さて、このサプライは机上や1人プレイで考えても仕方がないので結論に入ります。


【結論】
宰相−銀貨(宰相が嫌なら銀貨−銀貨)と買い、周囲の様子を見て対応していく。
5−2なら祝祭−堀もしくは議事堂−パス(デッキ回転力と生産力優先)。


周囲の初手と、デッキ2順目(3〜4T)で買える物しだいで変化すると良いでしょう。
初手以外の5コストは生産力とデッキ回転力をあわせもつ書庫を優先。祝祭を買うにしても後からの方がいいと思います。
泥棒を2枚以上買われていたら祝祭から買っても可。
議事堂は相手へ与える1枚があるため、スタートダッシュのための5−2スタート以外では書庫を優先したいです。
(初手なら議事堂を買うのは銀貨ナシの状況でいきなり金貨を買える確率がだいぶ変わる上、書庫特有のメリットが薄いため)


アタックカードの動向次第で優先順位は変化します。
基本的には、泥棒があっても祝祭とドローと宰相で何とかなりやすいので
積極的に泥棒に行く必要はないと考えています。たとえ4人戦でも。
ということで、かなりリスクが高くない限りは金貨も普通に買っていきたいところです。
もちろん、通常よりは祝祭(仮想コイン+2)の価値が上がります。


あるだけで牽制になる泥棒。実際にクリティカルヒットをを食らう確率も無視できるほど低くはありません。
しかし、何も考えずに金貨を買った人が勝ち、怖がって祝祭に逃げる人が負け、などという展開もありがちです。
まさに相互作用。
カード同士の相性が場に影響を与えています。





なんか考察って言えるほどのレベルに達していない気配がします。
ただ思いついたことを並べただけというね…
そもそも「デッキ回転力」を求める意味(特に序盤)とかについて全く触れていない時点で
この記事を読んで参考にするような人のことを無視しているのかもしれません。次から少し気をつけます。