ビッグ・マネー考察

ドミニオン・基本セットよりビッグ・マネー考察
自分ならこう考えてこうプレイする、というメモ書きです。


サプライ
冒険者、役人、宰相、礼拝堂、祝宴、書庫、市場、鉱山、金貸し、玉座の間】(説明書順)
2 礼拝堂
3 宰相
4 金貸し、玉座の間、祝宴、役人
5 市場、鉱山、書庫
6 冒険者


4人戦について考えてみます。
アタックカードは役人のみ。
もともとあまり強い効果ではない上に礼拝堂による屋敷廃棄があり(役人のアタック効果が弱くなる)、
そしてそもそもスピードが出るカードがあるため、役人の影響は薄いと見ます。


礼拝堂による早期圧縮が可能なため、かなり早いターンで終了することが見込まれます。
じゃぁ礼拝堂を使えばいいかというと、少し疑問が残るところです。


まだまだレベルが高くないメンバーであれば礼拝堂圧縮でも問題ありませんが、
ある程度慣れてくると皆が同じようなスピードを出せるため(運の問題も大きいですが)
属州は1人3枚、多い人で4枚(で終了)というケースになる可能性が高いです。
ここまでにかかるターン数は、13前後とかそんなものでしょう。かなり早いです。


こうなったときに勝負を決めるのが、公領や屋敷の枚数だったりすることはよくあります。
つまり、礼拝堂ではなく金貸しで軽圧縮をし、屋敷を残したまま属州を3〜4枚取りにいくのが良いと考えられます。
金貸しの利点は「圧縮しながら同時に高コストの買い物ができる」ことです。


5円が出たときは市場。鉱山だと金貸しとアクションがかぶる上、本領発揮が間に合いません。
生産瞬発力は市場>鉱山。
(銅貨などを廃棄して)圧縮できたときは、市場の「+1ドロー」の効果が高まり、
場合によっては「+1購入」も使えるため無駄になりません。
鉱山は初手5−2の時に一考しても良いですが、2円で礼拝堂を取ることを考えると鉱山より市場の方が安定はします。



なお、ほかにも注目しなくてはいけない点はあって、それは
「+アクションのカードが市場しかない」
「ほかのアクションを連続して使いたい場合、玉座の間+市場コンボを使うしかない」
ということです。
高速決着が見込まれ、購入権が増やしやすいわけでもない中このコンボを決めにいく時間はないと見て良いでしょう。


宰相に頼るほどほかのカードは弱くなく、祝宴はちょっと遅く、冒険者と書庫は強いですがアクション消費で使いにくいです。
なお、全員が金貸しに走った場合は初手役人が輝きを持つ可能性はありますが、自分の手も遅れるので有効とまでは判断できませんでした。


【結論】
金貸し−銀貨スタート 以後、3〜4円では銀貨(金貨が遅く市場ばかり買う展開になったら1枚玉座の間)、
5円では市場、6円で金貨。属州は原則に従ってお早めに。(代わりに金貨を買うとしたら、その金貨はあと何回使えますか?)

5−2スタートなら市場−礼拝堂で高速圧縮。以後の買い物は4−3スタートと同じ。
屋敷の分の勝利点ビハインドを忘れずに。


2人(3人)戦の場合は礼拝堂が相対的に強くなり(金貸しといい勝負orやや強い)
植民地ありの条件では礼拝堂の方がだいぶ強くなります。



【補足】
オリジナル版(英語)では書庫の代わりに研究所が入っているので5コストの買い物がかなり変わってきます。
圧縮の進行具合によっては、6〜7円で研究所を買う可能性もあるでしょう。




こんな感じで、ちょっと時間があるときに1つずつメモしていこうかな〜なんて思っています。
後で読み返したら恥ずかしくなるなんてこと、よくあるんですけどね。

反論、同意、愛の告白などコメントは何でもどうぞ。