金貨か属州か

序盤から中盤にかけて不意に8円が出てしまい、属州か金貨かどちらを買うか迷ったことはありませんか?


大まかな判断基準は意外と難しくないと思います。その答えのヒントとしたいのは


「ここで金貨を買ったら、その金貨はゲーム中あと何回使えますか?」


具体的にドローも妨害もない場合を考えると、デッキX周目開始とターン数の関係は
1周目:1 2
2周目:3 4
3周目:5 6 7
4周目:8 9 10
5周目:11 12 13 14
6周目:15 16 17 18 19


となります。(シャッフル時の端カード数にも意味はありますが、ここでは概念を説明したいので割愛します)
ここでポイントとなるのは、
「手札に属州がきたときと金貨がきたときでは、3円の差が出る」
「3円の差で最も得点に差がつくのは、5円と8円のとき、つまり3点の差(最序盤だと銀貨or金貨の場合もありますが)」


ということ。
先に属州を買った場合、その時点で6点のアドバンテージがあります。
そこで金貨を買っていた場合、その後2回しか使う機会がなければ最大でも6点しか取り返せません。
(改築で金貨を属州にするなどのケースはとりあえず除いています。あくまで基本的な考え方です。)


・屋敷1点買えるところが公領3点買えるようになった場合は+2点、
・そもそもオーバースペックで8円でなく11円出てしまう可能性
を考えると、残りデッキが2周しかしない(金貨が2回しか登場しない)のであれば
属州を買ってしまったほうが得であるということが言えます。
逆に、3回以上登場のチャンスがありそうなら、金貨を買ってしまった方が良さそうでしょう。


おおよそ何ターン(デッキ何周)でゲームが終わるかどうかは環境次第としか言いようがないのですが、
よほど早い展開でない限りは4ターン目までは金貨
4人戦の早い展開(アタックがない)なら5〜7ターン目(3周目)でも属州(12〜15ターンで終わりかねません)
通常の場なら5〜7ターン目(3周目)では金貨
展開が遅そう(8円が出にくそう)な場なら4周目まで金貨か、あるいは3山切れを読んで公領
あたりを目安にすれば良いのではないかと思います。



ドローカードがある場合や圧縮した場合(つまりデッキ回転が速い場合)も、考え方は同じです。
そのケースごとに、何ターンでデッキが1周するのか、あと何周でゲームが終了するのかを予測すれば
金貨を買うべきか属州を買うべきかはある程度判断できるでしょう。