鉱山と探検家メモ

使うたびに市場を産み出す銅貨と
使うたびに銀貨を産み出す銀貨


同コストならどちらが良いですか?


鉱山と探検家の違いをごく簡単に書くとこうなると思います。
#あとで読み返すと、読者に質問しているのに「違いはこうだ」としている文の流れは変なんですが…さすが思いつきメモ


鉱山が仮想市場を産み出すカードというのは以前も書きました。
生産力という意味では、市場というカードは
「デッキの実質枚数を増やさずに1円を増やすカード」であると言え、
これは「手札内の1枚を銅貨→銀貨、銀貨→金貨にする」
という鉱山の働きと同じものだからです。

もちろん鉱山で産み出した仮想市場に+購入権はありませんが
+アクションが無くても腐らない、という利点もあります(鍛冶屋で引いてきても問題ない)


ではこの2つの効果はどちらが良いのでしょうか。


少し計算してみるとわかるのですが、カード1枚あたりの生産力が1.0以上になる…
つまり初期デッキから銀貨を3枚購入した頃には、カード生産力が市場≧銀貨になります。


なので市場を増やせる鉱山の効果がよく見えるのですが、ほかにポイントとなるのが
「鉱山は使ったターンに1円生産し、探検家は使ったターンに2円生産する」点。
つまり、新たにカードを産み出す(鉱山が増やすのは仮想カードですが)点では
鉱山の効果が優れていますが、カード自身の生産力は探検家の方が上なのです。


この生産力の差は思ったより大きく、
「探検家の生産力のおかげで5コストカードではなく金貨が買えた」
などということが1回あるだけで仮想市場と銀貨の差が埋まってしまうこともあります。
しかもこの差は1回だけではなく、使うたびに発生する可能性があります。
探検家のおかげで銀貨(4円持ち)ではなく市場が買えました、などなど…
鉱山の効果は地味ながら強いものなのですが、この「自身の生産力が銅貨相当しかない」
という点が拡張込みドミニオンにおける鉱山の弱さでしょうか。


さらに言えば、探検家は圧縮とは逆の形で生産力を増やしますので
早めのターンで勝利点を買い始めても失速するのが遅くなります。
金貨入手条件も失速防止に一役かっています。
鉱山はデッキ枚数を増やさずに生産力を増やせるので微圧縮カードと言えるのですが、
特に圧縮すべき理由がなければ、ここまでの考察から
探検家の方が強いのではないかと思います。



…と、大してドミニオンやっていないのに脳内だけで考察してみました。
実際やってみないとわからないですねやっぱり。



ちなみに、デッキ1周目で買えた交易場はもっと強いと思っています。感覚的に。
twitterや某所で噂の?5コスト以上サプライなら
初手交易場からタイミングを見て書庫にいきたい気分です。